監査法人の監査業務効率化のためには、自社が保有しているIT資産の所属セクションや利用者、リース契約、障害や保守の履歴といった情報を常時把握することで無駄なIT資産を排除し、よりコンパクトなシステムンフラの構築を目指すことが重要になります。また、セキュリティリスク対策の観点からも、IT資産管理は、極めて重要な意味を持ちます。
クライアントPC、業務ソフトの利用状況の定期分析によって、利用されていない、また利用頻度の低いハードとソフトを検出。無駄なIT設備の削減を進め、システムインフラのコンパクト化と最適化を図ることが重要です。これにより、拡大一途だったサーバ台数を減らすことも可能となります。結果、IT監査の領域もコンパクトになり、監査コストも削減できると考えられます。
徹底したIT資産管理によって、クライアントPCから随時最新のセキュリティ情報を収集。OSや業務ソフトのセキュリティパッチの更新、ウィルス対策ソフトの定義ファイルの更新などを徹底できる体制を整備し、パッチファイルなどの適用漏れによるセキュリティリスク発生への対策を強化することが重要です。