認識すべき、スマートフォンのセキュリティリスク(4)/セキュリティソフト導入実態

企業のスマートフォン配布率、35%へ急拡大の可能性

2011年11月に公表された最新調査結果によると、企業の社員へのスマートフォン配布率は現在16%。さらに準備・検討中も合わせると35%におよぶことが明らかになりました。目下、急速に企業全体で配布が進められていることが分かります。

スマートフォン導入予備軍も多数

最新の調査結果では、企業のスマートフォン導入率が急速に進んでいることが明らかになりました。「本格的に導入利用済み」が9%、「テストまたは部分導入利用済み」が7%で、導入率としては計16%となりました。さらに「導入決定しているが、利用開始に向け準備中」「検討中」の予備軍も合計19%存在しています。これらの層がすべて何らかの導入に踏み切れば、導入率は35%に急速に拡大することになります。

スマートフォン導入に踏み切れない企業の理由

同調査では、スマートフォンの導入拡大の阻害要因も明らかになりました。阻害要因として最も多かったのが「セキュリティへの不安(不正アクセスによる情報漏えい)」で50%、次に「セキュリティへの不安(ウイルス感染)」が41%、「セキュリティへの不安(端末の紛失による情報漏えい)」が39%と、セキュリティに関する不安が3位までを独占しました。

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