アプリダウンロードサイトに潜むリスク
スマートフォン利用の大きな魅力の一つに、ユーザの趣向に合わせてアプリケーション(※以下、アプリ)をダウンロードし、PCのようにスマートフォンを柔軟にカスタマイズできる点があります。ユーザは、アプリ配布サイトにアクセスして希望のアプリを検索し、自身のスマートフォンにダウンロードしてインストールを行い、利用を開始します。しかし、こうしたダウンロードサイトには、現在明らかに構造的な欠陥があります。
何億種類ものアプリが自由に手に入る、Androidマーケット
Android OSのスマートフォンの急速な拡大にともない、現在、登録アプリ数、ダウンロード数で世界で最も利用されているアプリダウンロードサイトが、Android マーケットです。ユーザは気に入ったアプリを購入、ダウンロードして利用できます。
開かれた「マーケット」の課題
2008年3月にスタートしたAndroidマーケットの最大の特徴は、「開かれた」環境。アプリ開発者は、個人でも、企業でも、誰もがAndroidマーケットで公開できます。しかし、その一方でアプリの動作やセキュリティを保証するメカニズムはありません。アプリ利用者、つまりAndroid OS 搭載スマートフォンユーザには、より慎重にAndroidマーケット利用することが要求されます。
