ソフトウェアバージョンを最新に保つ重要性

脆弱性診断

「ソフトウェアのバージョン診断って何の意味があるの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?実はソフトウェアの定期的に配布されるアップデートは、システムの脆弱性を修正するために無くてはならない存在です。
今回は、ソフトウェアのバージョンを常に最新に保つ重要性について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【1】ソフトウェアバージョンアップの役割とは

ソフトウェアのバージョンアップは、システムのバグや不具合を修正するだけでなく、ユーザーインターフェースの変更や機能追加やアップデートなど様々な役割があります。バージョンが古いままになってしまうと、新しい機能が使えないだけでなくシステムの脆弱性を狙われウイルス感染やサイバー攻撃の原因になってしまう可能性もあるので、アップデートが配信されれば必ず早めに更新してソフトウェアを常に最新に保つことが大切です。

【2】どんなソフトウェアに脆弱性が見つかるのか?

皆さんが普段日常的に使用しているソフトウェアの中にも、システムの脆弱性が見つかってしまうこともあります。では、具体的にどんなソフトウェアの脆弱性があるのか、過去に合った事例を元に見ていきましょう。

・GoogleChromeやAdobeソフトに脆弱性が発見されることも

最近では、GoogleChromeやAdobeのソフトで脆弱性が見つかってしまう事例も少なくありません。例えば、GoogleChromeでは遠隔地からシステムの乗っ取りを可能にするなどの脆弱性も発見されており、非常に危険です。その他にも会議などで使用するZoomアプリなどにも脆弱性が見つかっており、身近に使用するソフトウェアが思わぬセキュリティ事故を招いてしまうこともあります。

【3】ソフトウェアに脆弱性が見つかるとどうなるのか?

では、ソフトウェアの脆弱性がそのままになってしまうと具体的にどんな危険性があるのでしょうか。ここからは、ソフトウェアの脆弱性が引き起こす具体的な危険性について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

・サイバー攻撃の危険性がある

まず、起こりうる危険性として、脆弱性を狙ったサイバー攻撃の危険性です。最近では、データの複合を引き換えに身代金を要求してくる「ランサムウェア」というウイルスの存在も懸念されています。このようにウイルス感染がセキュリティ事故を招いてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

・情報漏洩の危険性がある

ソフトウェアの脆弱性は、個人情報や機密情報が漏洩してしまう危険性も考えられます。過去にも、ソフトウェアの脆弱性を狙った不正アクセスなどの事件も増加しており、個人情報が流出してしまう事件もありました。もちろん、ソフトウェアの脆弱性だけでなく、USBなどのデバイス機器の持ち出しによる人為的な情報漏洩も起こりうる可能性があるので、様々な方面でセキュリティ対策が必要と言えます。

・ゼロディ攻撃の危険性

ゼロディ攻撃とは、ソフトウェアやWindowsの更新プログラムが配布される前の脆弱性を狙ったサイバー攻撃のことです。下記の図のように、ソフトウェア開発会社から脆弱性が見つかり、セキュリティパッチが配布される前に攻撃者から弱点を狙われ攻撃されてしまう可能性があります。ゼロディ攻撃から身を守る対策として、まず出来るのがソフトウェアのアップデートを常に最新の状態に保つことです。また、合わせて次世代型のアンチウイルスソフトを合わせて使用することをおすすめします。下記のコラムで、ウイルス対策ソフトについて詳しく解説していますので、ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。
「ウイルス対策ソフトとは?」が5分で理解できる

【4】ソフトウェアを守るセキュリティ対策

ここからは、悪意のあるウイルスからPCを守るために出来るセキュリティ対策について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さいね。

・ソフトウェアは常に最新の状態に保つ

何度も言うようですが、まずはソフトウェアが最新の状態になっているか定期的に確認することが大切です。ソフトウェアが最新の状態になっていないと、先ほどのゼロディ攻撃やウイルス感染などの原因になってしまうので、アップデートが配布されたら早めに適用することを心掛けましょう。また、ソフトウェアによってサポート期間が終了してしまった場合、ソフトウェアのアップデートが適用されない可能性があるので注意が必要です。

・ソフトウェアバージョン診断を行う

当社クオリティソフトでは、ソフトウェアが最新の状態になっているかを診断してくれる便利な「PCドック」を提供しています。社内にあるPCのソフトウェアのアップデートの適用状況も一括で把握できるので非常に便利です。
また、ダッシュボードでは、ソフトウェアバージョンのセキュリティ状況をグラフで可視化してくれるため、一目で確認できるのも便利です。

・次世代型のウイルスソフトを使用する

脆弱性対策として、ソフトウェアの更新やOSをアップデートすることも大事ですが、それだけでは全てのウイルスを防ぎきれないのが現実です。従来のアンチウイルスソフトは、ウイルスのパターンを保存したデータベースと照らし合わせてスキャンする仕組みです。ですが、1日に何万件もの新種ウイルスが発見されており、このパターンマッチング機能では全て防ぎきれません。当社クオリティソフトでも提供している次世代型のアンチウイルスソフト「ISM CloudOne」は、ウイルスの不審な動きを感知して検出してくれる「ふるまい検知」機能を搭載しています。このような次世代型のアンウイルスソフトを使用することで、セキュリティリスクを最小限に抑えることができるので、ぜひ導入を検討してみてください。

【5】まとめ

今回はソフトウェアバージョンアップの重要性について詳しく解説しました。普段何気なく使用しているソフトウェアに脆弱性が見つかってしまうこともあるので、定期的にアップデートの状況を確認することが大切です。また、さらにセキュリティを強化するためにも、次世代型アンチウイルスソフトの併用も視野に入れて検討してみて下さいね。

 

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