株式会社アイオス様
金融や公共など幅広い分野のIT基盤を支えるSIerの株式会社アイオス。テレワークや客先常駐の拡大に伴い、Excelによる端末管理やセキュリティ対策の網羅性に課題を抱えていたことから、「クラウドファースト」の指針のもと、一元管理と脆弱性対策、デバイス制御を網羅した「ISM CloudOne」を導入した。
株式会社アイオス
システム革新グループ グループサブマネージャー
飯島 志能氏
システム革新グループのグループサブマネージャーとして、社内システムの導入から運用保守までをメインで統括。プロフィット部門でのシステム構築経験をバックボーンに、IT資産管理体制の刷新と「新しいことへのチャレンジ」へのシフトを牽引した本プロジェクトの推進役。
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株式会社アイオス
システム革新グループ メンバー
小栗 大輝様
システム革新グループのメンバー。ISM CloudOne導入時の実作業を一手に引き受け、事前の不具合想定から手順書の作成、展開時の現場調整までを完遂。技術的な知見を活かしてスムーズな全社導入を支えた実務のキーマン。
お客様の課題
テレワークや常駐先業務の拡大により、
Excelによる手動管理とセキュリティ対策の網羅性に課題
Q:導入前はどのような課題がありましたか?
A:当社は金融系を中心としたSIerで、約430台の端末を保有していますが、活用の場は自社内、拠点、お客様先のセキュアな環境、そしてコロナ禍以降はテレワークと多岐にわたります。以前はIT資産管理ツールがなく、端末をExcel台帳で管理していましたが、実態として「誰がどの端末を使っているか」が見えにくく、管理の属人化が課題でした。
また、端末にセキュリティソフトは入れていたものの、実際の利用状況やパッチの適用状態までは把握できず、毎月のWindowsパッチ適用も手動のアナウンスに頼る運用でした。まさに「マンパワーの限界」で、何かあったときに従業員を守る具体的な策がない状況が数年続いており、早急な対策強化が必要でした。

ISM CloudOneを選んだ理由
「クラウドファースト」の指針に合致。
端末への負荷の低さと、オールインワンの機能性を評価
Q:導入の経緯や選定の決め手について教えてください。
A:グループ会社でのセキュリティ事故を機に、経営層からも「今の体制で本当に守れるのか」と改善要求がありました。オフィス移転に伴いサーバールームを撤去し、将来的に全ての運用管理をクラウドへ移行する方針があったため、検討にあたっては「クラウドであること」が絶対条件でした。
親会社が利用していたツールを含む4製品を比較しましたが、開発業務を行う社員も多いため、端末への負荷(パフォーマンスへの影響)が低い点は非常に重要なポイントでした。最終的に、当社が求めていた「一元管理」「長期のログ保管」「デバイス制御」「パッチ管理」という機能がワンパッケージで備わっており、かつコストパフォーマンスにも優れたISM CloudOneが最もフィットすると判断しました。
| 課題 | 解決 |
| Excel台帳による手動管理のため、テレワークや客先常駐端末のリアルタイムな利用状況が把握できていなかった。 | クラウド管理により、場所を問わずログインユーザーやインベントリ情報が自動収集され、端末の「今」が可視化された。 |
| Windowsアップデート等のパッチ適用が社員任せになっており、脆弱性対策の徹底と確認に多大な工数がかかっていた。 | 端末起動時の自動チェックにより、脆弱性をシステム側で判定。適用状況の可視化と合わせ、管理工数の大幅な削減に繋がった。 |
| 外部デバイス利用がルール化されておらず、ソースコード等の重要資産に対する情報漏洩リスクへの対策が不足していた。 | 申請ベースでの外部デバイス制御を導入。利便性を損なうことなく、ガバナンスの効いた運用体制を構築できた。 |
導入効果
脆弱性の可視化で「自分事化」を促進。
社員と管理者の双方向なセキュリティ運用へ
Q:導入後の効果を教えてください。
A:最大の効果は、端末を起動するたびに脆弱性チェックが自動で入ることで、社員側のセキュリティ意識が大きく変わったことです。システム側で「古いバージョンである」ことが可視化されるため、更新を促すアラートが出ると、自発的に対応したり「どうすればいいか」と問い合わせが来るようになりました。以前のような「一方通行のアナウンス」ではない双方向の運用ができています。
また、昨年のWindows 10のEoS(サポート終了)対応時も、ISM CloudOneがなければ対象端末の特定すら困難でした。ログインユーザー情報から「貸与者と実際の利用者の不一致」も判明するなど、管理精度が劇的に上がっています。

運用について
Q:どのような運用をされていますか。
A:現在はインベントリ管理やパッチ適用状況の確認、外部デバイス制御を主軸に運用しています。事業の特性上、ソースコードを外部デバイスに書き出して納品する場合があります。そのため、ワークフローの機能を利用して、会社支給の媒体のみ許可するポリシーを徹底し、あわせて納品物の持ち出し等のログも確実に追える環境を整えました。
また、操作ログはトラブル時の解析だけでなく、現場からの依頼に応じて「プロジェクト参画中の稼働状況の確認」など、業務可視化の手段としても活用し始めています。さらに、管理者自身の不正防止の観点からコンソールログのチェック体制も敷くなど、ツール自体の運用における透明性にも配慮しています。
今後について
Q:今後について教えてください。
A:現在はPC管理が中心ですが、今後は約100台あるスマートフォンの管理を情シス部門へ移管し、MDMによる一元管理を行う方向で検討を進めています。紛失時のリモートロックや初期化のフローを確立し、モバイル領域でもPCと同等のセキュリティレベルを確保したい考えです。
また、セキュリティ強化の面では、端末のログインから情シス側で一元的に管理できる体制も整えたいと考えています。現在はBitLocker等の対策を講じていますが、万が一の際に第三者の不正利用を物理的に防ぎ、ログイン自体をコントロールできるような、もう一段階上の対策を模索しているところです。
ISM CloudOneにはまだ使い切れていない機能が多くあるので、うまく活用したいです。今後はAIによる運用ナビゲート機能などにも期待しています。あわせて、自社のRPA等と連携して「脆弱性がある端末に自動でメール通知する」といったISM CloudOneで収集した情報を活用した運用の自動化にも関心を持っています。
企業情報
会社名:株式会社アイオス
設立:1989年6月
所在地:
本社
〒105-5115
東京都港区浜松町2-4-1世界貿易センタービルディング南館15階
従業員数:(単体) 310名(2026年4月1日現在)
(連結) 3,602名
ホームページ:https://www.ios-net.co.jp/
1989年創業のITサービス企業。金融・公共・社会インフラなど幅広い分野のIT基盤を支えるSier。業務システム開発からインフラ基盤構築まで、顧客のDX推進や業務高度化を支援する。東証プライム上場のクレスコグループの一員。