導入事例:

特定非営利活動法人 国境なき医師団様

特定非営利活動法人 国境なき医師団様

国境なき医師団
ICTシニアオフィサー
島村 真斗氏

海外でのPC利用もリモートで制御
効率的で万全な端末管理を実現

医療・人道援助を行っている国際NGO団体「国境なき医師団」では、PCの海外への長期間の持ち出しが日常的に行われている。いかに端末を管理し、いかにセキュリティを確保するかが、大きな課題となっていた。その課題を解決したのがISM CloudOneだ。
クラウド型であることのメリットや導入プロセスなどについて話を聞いた。

使用ソフト: ISM CloudOne 

緊急性の高い医療ニーズに応える国際的なNGO団体

国境なき医師団は、中立・独立・公平な立場で医療・人道援助活動を行う民間・非営利の国際団体。1971年にフランスで設立され、1992年には日本事務局が発足した。緊急性の高い医療ニーズに応えることを目的としており、紛争や自然災害の被害、貧困など様々な理由で保健医療サービスを受けられない地域に、医師や看護師、薬剤師などのスタッフを派遣している。活動資金のほぼすべては民間からの寄付で成り立っている。

 

内戦下のイエメンで診療にあたる国境なき医師団の外科医 ©Malak Shaher/MSF

より効率的なIT資産管理を実現するために

同団体の日本事務局では当初、IT資産の管理をエクセルベースの台帳で行っていた。しかし、職員が増加していく中で、エクセルでの管理が限界になってきた。「PCを調達すると、その本体だけでなくマウスやキーボードそれぞれにコードを割り振ります。そして、ラベリングを行った上で、エクセルの台帳で管理します。職員が増えていくと、当然機器も増えていきます。手作業のエクセルでの管理では難しくなってきていました」ICTシニアオフィサーの島村真斗氏は当時を振り返る。人が増えるとそれに比例して機器が増える。だれがどの端末を使っているのか、リアルタイムに把握できない状況が生じてきたという。
そこで正確に端末の利用状況を把握するためにツールの導入を検討することになった。選定基準は大きく三つあった。一つ目はバイリンガル対応していること。日本事務局ではスタッフの3~4割が外国人スタッフで構成されている。そのため、日本語と英語、両方の環境をサポートする必要がある。二つ目は、社外での端末利用に対応できているかどうか。海外出張するスタッフが非常に多く、1~2ヶ月の出張も頻繁にある。そういった状況下でもセキュリティが担保され、機器が確実に管理できることが求められた。そして三つ目はコスト。民間からの寄付で成り立っている団体であり、導入コストはできるだけ抑えたい。

 

タンザニアで活動する医療チームリーダー。現地での医療活動ではPCを利用したデスク作業も欠かせない © Yuna Cho/MSF

採用の決め手となったのは クラウド型であること

これらの基準を高いレベルで満たしたのが、ISM CloudOneだった。現在、制御しているデバイスは125台あるが、ハードウエア・ソフトウエアの情報は自動で収集するため、手間をかけずにすべてのデバイスの利用状況が把握できている。もちろん、バイリンガル環境での利用となっている。そして、ISM CloudOneが選定された最大のポイントとなったのはクラウド型であることが挙げられる。
クラウド型であれば、PCがインターネットに繋がってさえいれば、海外であろうとどこであろうと万全のセキュリティ対策がとられ、デバイスの保護や制御が可能となる。しかも、ユーザーは自ら設定を行う必要がなく、まったくのストレスフリーでの利用が実現する。また、社内にサーバーを設置する必要もないため、初期費用がかからず、スムーズな導入が可能となる。同団体では、トライアル導入を実施し、実際に使いながら用途や目的にあった機能をアジャストし最適化を図っていった。トライアル導入から本番導入まではわずか3ヶ月であった。
「様々なツールを検討しましたが、オンプレミス型と機能的にまったく見劣りしないクラウド型というのが決め手でした。ライセンスの追加が容易で、オンプレミス型のようにマックスを想定して設計する必要がなく、必要なユーザー数で必要なタイミングで利用できます。また、運用していく上で、当然設定の変更も出てきますが、その場合もクライアントPC一台一台対応することもなく、一括配布ができる。管理する側もされる側もストレスの少ない理想的なツールです」と、島村氏はクラウド型のメリットを語る。

海外での活動をサポートする ISM CloudOne

国境なき医師団では、現在ISM CloudOne での管理はPCのみとなっているが、今後はスマートデバイス機器も管理対象とする予定だ。また、ユーザーの利便性を踏まえ、BYOD端末への拡大も視野に入れている。海外での活動が非常に多い同団体においては、クラウド型のISM CloudOneは欠くことのできないツールとして、さらに重要度が増している。

 

アフガニスタンの産科病院で活動する日本人助産師(右) © Ruth Molloy/MSF

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